お魚の話
海の無い町は昔の話。小山の市場の仲買人さんは夜中の2時頃に築地に向かい、朝5時位に店頭に並べます。築地に並べるか小山に並べるかの違いです。築地のしま代は高いので築地が安いは疑問です。築地には1000軒もの仲買店、宇都宮は100軒、小山は30軒位。規模は劣るので品数では負けますが鮮度は同じ、価格はかえって安い位です。
魚は獲られ方、締め方、岸からどれだけ近いかが一番大切。脂が乗ってるとかどこどこの魚とか天然とか養殖とかはその次でしょう。定置網で一晩もがいた魚や遠洋氷詰めで帰って来た魚や真空パックの魚など論外です。
ととまるでは築地に生きたまま入荷する鯛、平目、かんぱち、すずき、ぶり等を朝〆したもの、、、アジやサバ等の釣り物、近海巻上物でも鮮度が良く押し潰されて無い状態の良い物と、、お寿司屋さんに負けないくらい早く市場に行き精一杯の目利きにて仕入をしています。
年間を通してその時期、その日の一番美味しいお刺身を用意しご来店をお待ちしております。
焼鳥の話
開業以来、国産生肉を使用しています。
手間もかからず体も楽な中国産加工済冷凍焼鳥を1本100円位で販売してるお店も多いと思いますが、当店ではお客様に美味しいと言って戴きたく毎朝1,2時間かけ鮮度抜群の国産生肉をさばき、串を打っています。
美味しい焼鳥は鮮度がまず第一です。野菜も魚貝も鮮度が美味しさの基本です。焼肉で経験あると思いますが焼いてるお肉からドリップが滲み出てくるのは冷凍だからです。焼鳥も新鮮な生肉なら血やドリップは出ません。ちなみに当店評判の鳥鍋は灰汁が殆どでないので最後まで澄んだ美味しいスープを味わえます。夏場もやっています。
当店には自慢のタレもありますが、生肉の美味しさと綺麗な焼き上がりを見て頂きたく普段は塩でお出ししてます。グルメ芸能人が呻る様な美味しさじゃないと思いますが普通にジューシーでパリパリで満足して頂けると思います。(グルメ芸能人が呻る美味しさがこの世の中にあるのか疑問ですが、、)
余談:備長炭や地鶏の話。
備長炭の前に国産なのか生肉なのか冷凍なのか大切と思います。備長炭と言っても生焼きだったり真っ黒な煙がこびりついた焼鳥を私は美味しいとは思えません。苦くて煙臭くて、、。それよりは遠赤外線(ガス・電熱・当店も)で焼いた焼鳥はパリっとジューシー美味しいですよ。
地鶏と言っても加工済・真空物・冷凍物じゃ美味しくないと思います。地鶏は1羽単位の売買が主流なのでお一人様7、8千円位のコース料理の中に焼鳥数本お出しするお店が多いと思います。